2009年5月13日水曜日

小沢辞任とナベツネ、小宮山洋子の動き

久しぶりに書きます。

ゴールデンウイーク中に、1991年製作の大河ドラマ「太平記」の
DVDを観ていた。
本当は全話観ようかと思っていたが、さすがに無理だったので、
後醍醐天皇の挙兵のあたりから最終話までを毎晩観ていた。
残りはあとで観るつもりだ。
そのせいか、なんだか辞任に追い込まれた小沢一郎氏の様子が、
笠置山に立てこもって、北条氏の大軍の攻撃を受けている
後醍醐天皇の姿と重なってしまった。
ただし、今の自民党と民主党の関係は北条氏と足利氏の関係にも
よく似ている。

私の勝手な憶測かもしれないが、07年の大連立騒動の頃から、
朝日新聞の船橋洋一一派とグルになって、なんとかして
小沢氏を失脚させようと、常に策略を張り巡らせていた
ナベツネ、氏家の姿は、太平記に出てくる長崎円喜、高資親子に
通じるものを感じる。
辞任会見における小沢氏の、日テレ記者とのやりとりでの発言にも
ナベツネへの批判がこもっていた。

あと、ここからが重要であるが、民主党内部で小宮山洋子議員
(9条改憲派の影に隠れてこそこそと動き回る隠れ1条改憲派)が、
またまた奇妙な動きをしている。
彼女は、06年の皇室典範改正問題では、民主党内部で
小泉政権の別働隊として動いた人間だ。下手な極左共和主義者より
悪質な動きをする人物である。
その人物が、今回は小沢攻撃の急先鋒として動いているという事に
対して、勘のするどい人間だったら気が付くはずだ。

その流れで、城内実氏のブログのコメントを読んで思ったことだが、
彼も属する平沼赳夫氏一派が、この件で第3極としての自分たちの
立場を誇示するために、小沢失脚に加担するような動きをするのなら、
日頃は、貧乏人の味方のふりをしていながら、
何かあると、自民党の別働隊みたいな事を平然と行う(今回もやった)
共産党の「第3極」ぶりとたいして変わらないのではないのか?

小林よしのり氏だってそうだ。
「ゴーマニズム宣言」で小宮山洋子を批判した事があるのに、
今回はやらなくてもいいのか?
皇室典範(本当は1条改憲問題)ならダメで、
小沢つぶしならよいのか?問題は同根ではないのか?
疑問に思う。
SAPIO誌宛てに手紙でも出そうかな。

まだまだ書きたいことがあるけど(森田健作についての件とか)、
今回はここで止めます。