2009年12月16日水曜日

羽毛田宮内庁長官は小泉系の人物ではないか

この一連の騒動の中、ネットなどで羽毛田宮内庁長官について調べた。
そもそもこの人物は、小泉政権に長官に任命された元厚生官僚で、
過去にはノーパンしゃぶしゃぶ事件にも関わったらしい。
しかも、天皇は政治的に中立だと自分は言いながら、
06年の皇室典範改正問題では、
小泉元首相の意のままに動いたり、
三笠宮寛仁親王の発言に異議を唱えたりと、
自らは極めて政治的と受け取られる言動を行っている。
しかも小泉純一郎の意のままに、女系支持でも動いている。
これのどこが政治的に中立というのか。

一概に女系天皇論といってもいろいろな考え方で分かれている。
小泉、羽毛田、それに、民主党内で最も反小沢的な動きをする
小宮山洋子などの女系天皇論と、
高森明勅氏や小林よしのり氏などの女系天皇論では、
方向性が全く異なっている。
後者は、天皇制の歴史的な意義を認めつつ、
皇室を後世まで存続させるためには
女系相続もやむをえないとする立場だが、
私の推測では、前者は、天皇制の緩やかな廃止のための一歩
として女系天皇論を主張しているように思える。
 
今回の騒動は、宮内庁の確信犯的な行為に、
自民党が乗っかって小沢、鳩山政権への嫌がらせを行った
というのが真相ではないのだろうか。
今回は共産党もこれに同調している。
やっぱり志位体制になってからの今の共産党は
55年体制~自公体制にかけての体制内野党の体質のままだ。

やっぱりこの羽毛田宮内庁長官は問題のある人物だと思う。
女系天皇容認論支持という極めて政治的なバイアスのかかった
態度をとる人物が、
宮内庁長官という特殊な地位に就いていながら
天皇の政治利用云々をいうのはダブルスタンンダードでは
ないのか?

あと、自民党の谷垣総裁は、なんだかんだいいながら、
習副主席と面会した。
何だ。あれは単なるパフォーマンスではないか。
自民党、宮内庁、及びマスコミに扇動されて
ネット右翼たちが騒いでいることの収拾は
どうつけるつもりなのか?
今回の騒動を、戦前の統帥権干犯問題と同じように
政争の具にしているのは自民党に責任がある。

再度書くが、羽毛田宮内庁長官が、
天皇は政治的に中立であると言いながら、
自分は極めて政治的にバイアスのかかった行為をするのは
非常に問題があると思う。

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